大阪自然教室とは?


さてさて、この「大阪自然教室」、知らない人がほとんどだと思いますが、
簡単に言うと、

「今の子供はなかなか自然の中で遊ぶ機会があらへん。
子供と自然の中で遊ぼうやないか。」

という趣旨の非営利団体です。
って、ここまでは自己紹介のとこで書きました。

大阪自然教室は、1973年秋、
自然保護団体「自然を返せ!関西市民連合」で活動をしていた
20代前半の人たちによって、
子供たちを対象とした自然観察会として発足しました。
数年後、自然観察会といったスタイルをやめ、
遊ぶ道具や施設のない自然の中でも、いろいろ工夫すればこんなに面白いぞ、
というスタイルにし、今に至ります。

僕は、小学5年生の時(つまり1985年頃)、
新聞に紹介記事が載っていたのをのを親が見つけ入会しました。
年会員制で、小学3年(兄、姉が会員の場合は小2)から中学3年が会員、
高校生がサブリーダー、大学生、社会人がリーダーです。
大阪、京都、兵庫などから、200名弱の会員が
ほとんど口コミで集まっています。

活動内容としては、まず月一回日帰りでの「例会」があります。

大阪近郊の山や海に行き、学年ごとに分かれて自然の中で遊びます。
特に、大阪府の箕面には季節ごとに年4回、
また4月には淀川の 上流部の3川合流点に行きます。
木に登り、ツルでターザンをし、洞窟を探検し、川で泳ぐ。
春には野草の天ぷらを食べ、秋にはアケビやグミ、野いちごを食べる。

そして、春休みや夏休みなどの長期休みには
泊まりがけの「特別教室」があります。
この特別教室、3〜8泊で行ってます。
毎年、兵庫県の美方町、山口県祝島、四万十川に行き、
それぞれの自然の豊かさを身体全体で感じてきます。

これらは定番となっていますが、他にもリーダーが
その時一回限りで企画する場合もあります。

例会も、特別教室も、野外活動センターのような既存の施設は使わず、
テントを張ったり、空き家を借りたりしてます。
現地のおじさんやおばさんのお世話になってます。

例会や特別教室に参加した会員に、その時のことを作文してもらい、
それにイラストをつけ「みどりのしんぶん」という会報を 毎月発行しています。
「みどりのしんぶん」には会員の作文の他に
次の例会はここ行くでぇとか、今の季節はこんなんあるでぇ
といったことが 全て手書きでかいてあります。

自然教室での思い出は数え切れません。
僕が中学生の時は12泊の泊まりもあったし
淀川の河川敷に落ちている発泡スチロールを集め
イカダを作って淀川を下ったこともあります。

たくさんのリーダーと、たくさんのそして貴重な思い出を作ってきました。
今はたくさんの会員たちと、たくさんの思い出を作っています。

僕たちは、毎週木曜日の夜、7時頃から大阪梅田の事務所に集まり、
例会や特別教室の行き先や時間を検討したり、
みどりのしんぶんの編集作業をしたりしています。

もし、自然教室に興味がある、資料が欲しいという方がおられましたら
ぜひオフィシャルサイトをご覧ください。

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